• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

第一次世界大戦後ドイツ・中欧におけるマイノリティ問題の相互関係史

研究課題

研究課題/領域番号 22520736
研究機関東京外国語大学

研究代表者

相馬 保夫  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (90206673)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード西洋史 / マイノリティ / 国民国家 / ドイツ / 中欧
研究概要

本研究は,第一次世界大戦後のドイツ・中欧地域において国民国家体制が再編されることによって生み出されたマイノリティ問題の展開をたどり,この問題が第二次世界大戦末から戦後にかけてこの地域の住民移動・追放に帰着したことを歴史的に明らかにしようとするものである。マイノリティ問題はこの時期,国内政治と国際政治が交錯する一大争点となり,第二次世界大戦から戦後にかけてのこの地域の国民国家体制にきわめて大きな意味をもったにもかかわらず,わが国ではその方面の研究はまだ緒についたばかりである。この過程をドイツ・中欧地域の相互関係史の問題として歴史的に問い直すことが,本研究の最大の目的である。
本年度は,この問題に関わる研究を引き続き収集・整理するとともに,本研究に関わる資・史料をドイツ,ポーランド,チェコスロヴァキアの図書館・文書館で関係する資史料を収集・分析することを継続した。とくに,第二次世界大戦中から戦後にかけて占領地域でヒトラーが行ったゲルマン化政策,ユダヤ系やスラヴ系の追放・虐殺政策,それに対するポーランドやチェコスロヴァキアの抵抗運動・亡命政府の戦後ドイツ人追放構想を,イギリスと他の連合国の戦後ドイツ・中欧地域再編政策と関連させ,多角的・重層的に明らかにしようと努めた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 離散と抵抗:ズデーテン・ドイツ社会民主党亡命組織 (10)2012

    • 著者名/発表者名
      相馬保夫
    • 雑誌名

      東京外国語大学論集

      巻: 84 ページ: 199-217

  • [雑誌論文] 離散と抵抗:ズデーテン・ドイツ社会民主党亡命組織 (11)2012

    • 著者名/発表者名
      相馬保夫
    • 雑誌名

      東京外国語大学論集

      巻: 85 ページ: 277-294

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi