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2013 年度 研究成果報告書

解体期ローマ帝国の政治動向と社会の様態に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 22520744
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 西洋史
研究機関京都大学

研究代表者

南川 高志  京都大学, 文学研究科, 教授 (40174099)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワードローマ帝国 / ゲルマン人 / 属州 / ゴート族 / テオドシウス1世 / ユリアヌス帝 / フランク族 / アラマンニ族
研究概要

本研究は、ローマ帝国を地中海周辺ではなく、アルプス以北の地域に視点をおいて、その解体過程を検討したものである。イタリア中心の政治史ではなく、ローマ対ゲルマンの二項対立に基づく民族抗争史でもない、人々や集団のアイデンティティの重層性や可変性を重視する研究を実施した。そして、成果を踏まえて、帝国としてのローマの崩壊を5世紀初めとみる歴史叙述を著書『新・ローマ帝国衰亡史』として発表した。「ゲルマン人」の扱いなど重要な論点に関する研究を生かして、古代終焉期における継続的要素を強調する古代末期派の説と異なり、ローマ人としてのアイデンティティの喪失から帝国の解体を強調する独自の見解を提示した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2014 2013 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 研究覚書拙著『新・ローマ帝国衰亡史』の参考文献について2013

    • 著者名/発表者名
      南川高志
    • 雑誌名

      西洋史古代史研究

      巻: 第13号 ページ: 65-75

  • [雑誌論文] 『背教者』ユリアヌス帝登位の背景2010

    • 著者名/発表者名
      南川高志
    • 雑誌名

      西洋古代史研究

      巻: 第10号 ページ: 1-21

  • [学会発表] ローマ帝国の衰退とビザンツ帝国2014

    • 著者名/発表者名
      南川高志
    • 学会等名
      日本ビザンツ学会大会記念講演
    • 発表場所
      佛教大学
    • 年月日
      2014-04-05
    • 招待講演
  • [図書] 新・ローマ帝国衰亡史2013

    • 著者名/発表者名
      南川高志
    • 総ページ数
      219
    • 出版者
      岩波書店
  • [図書] ローマ帝国時代のブリテン島2011

    • 著者名/発表者名
      P・サルウェイ(編)、南川高志(監訳)
    • 総ページ数
      389
    • 出版者
      慶應義塾大学出版会

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公開日: 2015-07-16  

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