研究課題
基盤研究(C)
17世紀のイングランドは国政と教会統治における大きな変動を経験した。この過程で、個人の信仰と公的秩序の関係はどのように変化したか、また両者のあるべき関係をめぐってどのような議論が行われたかを、議会史料、神学テクスト、ジャーナリズムなどの調査を通して考察した。とくに、共和国政府と対立し、大逆罪で処刑された長老派牧師クリストファー・ラヴの生涯と、彼の死をめぐる言説を分析し、歴史の中で再構築される政治秩序と信仰のあいだの緊張関係についてケース・スタディを行った。
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