研究課題
基盤研究(C)
本研究は、植民地経済を変革し、国民の富の増大を目指した独立期アフリカ諸国が掲げた開発主義の課題が、じつにこの半世紀の間ほとんど実現しなかったとの認識に立ち、その歴史的背景を検証する試みである。総じていえば、アフリカの旧英領諸国が独立に際して直面した喫緊の課題とは、旧宗主国イギリスの開発政策を受け入れ、経済発展に資する政策を早急に具現化することにあったといえる。本研究では、その苦闘に満ちた歩みを具体的に明らかにするなかで、アフリカの脱植民地化と経済発展の史的特質を考察した。
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『国際政治』第173号 戦後イギリス外交の多元重層化
巻: 第173号
「長い 18 世紀」から「経済的再興」へ-アジアからのグローバルヒストリー (秋田 茂編 ミネルヴァ書房)
山本正・細川道久編『コモンウェルス-ポ スト帝国のソフトパワー』
ヨーロッパ文化史研究
巻: 13 ページ: 290-304