研究の最終年度である平成25年度は、4年間の研究成果をまとめ、池田嘉郎編『第一次世界大戦と帝国の遺産』(山川出版社)として2014年3月に刊行した。同論集は池田ほか9人の執筆者が参加しているが、その中で池田は「序論 第一次世界大戦をより深く理解するために」および「コーポラティヴな専制から共和制の帝国ソ連へ」を執筆した。前者においては「共和制の帝国」ソ連成立の背景となった、第一次世界大戦による国際関係の変化、ならびに総力戦による各国の体制の変化について論じた。後者では、4年間の研究成果のエッセンスをまとめた。
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