研究課題
基盤研究(C)
本研究では、古墳時代前期の小型古墳を分析することにより、当該期における政治秩序の形成過程について検討をおこなった。当該期の小型古墳にはしばしば、地域を越えて共通する独自の墳墓要素が認められ、そこには小型古墳被葬者どうしの広域的な結びつきが想定される。加えて、そうした墳墓要素の系譜は、近畿地方に求められる可能性が高い。これらのことから、古墳時代前期には中央政権と地方の中間層を直接的に結びつける政治秩序が先駆的に形成されていたと結論づけた。
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筑波大学先史学・考古学研究
巻: 第25号(掲載決定) ページ: 1-20
巻: 第23号 ページ: 1-20