研究課題
基盤研究(C)
前5~4千年紀の西アジア都市形成期における彩文土器の顔料について、精製粘土に石灰石と酸化鉄を配合して〓焼したものを準備してから顔料などに用いたという入念な作業工程を作業仮説的に示すことができた。また、都市形成期前半(ウバイド期)よりも同後半(後期銅石器時代/ウルク期前半併行)の土器焼成温度は比較的低温で実施されていたことも推定できた。とくに、還元焔状態で焼成された灰色磨研土器は、比較的低温で焼かれており、同時代の土器焼成窯のクリンカーもウバイド期に比べて比較的低温の火力にさらされていたことも明らかにできた。
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技術と交流の考古学
ページ: 121-132
Kultur Varliklari ve Muzeler Genel Mudurlugu Yayin (Directorate General of Cultural Heritage and Museum Publications
巻: No.155-1 ページ: 173-187