3年間にわたり表記の内容の研究を進めた結果、274件の該当資料を集成することができた。とりまとめとして、(1)資料のデータにつき、文字情報をエクセルに入力した。(2)各資料にかかわる文献もエクセルに入力した。(3)資料の一部は実測作業を行い、その他の資料については実測図のコピーをスキャンして入力し、あわせて縮尺を統一して一枚の図面に仕上げたものを36枚製作した。これらの集成結果を踏まえ、中国・朝鮮半島の当該期の資料や縄文時代の土偶と比較しつつ、性格に考察を加え、弥生時代の儀礼の特質や社会組織のありようを推測した。
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