研究課題/領域番号 |
22520804
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
松橋 公治 明治大学, 文学部, 教授 (30165849)
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研究分担者 |
加藤 幸治 国士舘大学, 文学部, 教授 (10294498)
末吉 健治 福島大学, 経済経営学類, 教授 (50261722)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 人材育成 / 人材定着 / 産業集積地域 / 地域産業政策 |
研究概要 |
平成24年度,第1の理論的研究では,産業支援機関における人材育成をめぐる国内・欧米の研究に関するこれまでのフォローをまとめるための検討会を東京において実施した.また,その際併せて,分担者(加藤)が行った,人材育成と定着に関する基礎的な統計分析についても全員で検討を実施し,定着の条件が厳しいこと確認した. 第2の実証的研究では,1)ネットワーク形成におけるコーディネータの役割に着目したアンケート調査と,2)調査対象地域に関する実証研究の2つを課題とした.しかし,前者に関しては,東日本大震災影響によって,今年度もアンケート調査の実施にまで漕ぎ着けることができなかった. 後者の調査対象地域に関しては,岩手県盛岡市,青森県八戸市の2地域において,それぞれ3泊4日相当の時間を費やして,これまでの調査を継続することに加えて,クリエイティブな人材の育成・地域定着に関する調査を実施した.なお,東日本大震災の影響によって,昨年度調査協力が得られなかった福島県福島市と会津若松市,仙台市とその周辺自治体に加えて,今年度,山形県米沢市と岩手県北上市・花巻市も調がの継続できなくなった.そのため急遽,盛岡市を新たに加えた実態調査を実施した.調査対象地域では,クリエイティブな人材に関わる産業支援機関(行政機関,教育・研究機関など),地元業界団体を中心として既定の調査を行う一方で,育成された人材の側から当該機関による育成に対する評価に関する調査も実施した.このことにより,各地の人材育成・定着を育成する側と育成される側の両面から把握することができた.定性的な結果ではあるものの,地域経済の活性化にとって優位な人材育成・定着の実態と,その地域的な経済・社会的条件について一定程度まで明らかにすることができた.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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