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2012 年度 研究成果報告書

シャン民族の仏教実践における口承-書承関係についての文化人類学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 22520822
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関大阪大学

研究代表者

村上 忠良  大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 准教授 (50334016)

研究期間 (年度) 2010 – 2012
キーワードシャン / 仏教 / 在家知識 / 口承 / 書承 / 越境 / タイ国北部
研究概要

東南アジアの上座仏教徒であるシャンの仏教書が、 口承と書承の両面を持つ仏教実践の一つとして継承されてきていることを明らかにすることができた。特にタイ国北部では、仏教書の朗誦をする在家知識人のなかで、ミャンマーのシャン州から移住してきた者が多いことに注目し、タイ国内で若い世代へのシャン文字知識の伝承が困難な状況にあるなか、ミャンマー出身者がシャン文字文化の担い手となること、また教師として文字知識の教授を行っていることを明らかにすることができた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2013 2012 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 上座仏教徒の積徳行に関する試論-タイ北部シャンの事例より、2013

    • 著者名/発表者名
      村上忠良
    • 雑誌名

      兼重努・ 林行夫(編)、功徳の観念と積徳行の地域間比較研究に向けて

      巻: 33 ページ: 24-30

  • [雑誌論文] Buddhism on the Border: Shan Buddhism and Transborder Migration in Northern Thailand, Southeast Asian Studies2012

    • 著者名/発表者名
      Tadayoshi Murakami
    • 雑誌名

      Center for Southeast Asian Studies

      巻: Vol.1, No.3 ページ: 365-393

    • URL

      http://hdl.handle.net/2433/167314

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 越境する在家知識人の活動-タイ国北部の国境地域のシャン文字知識の継承、2012

    • 著者名/発表者名
      村上忠良
    • 雑誌名

      片岡樹(編)、聖なるもののマッピング-宗教から見た地域像の再構築に向けて

      巻: No.26 ページ: 36-42

  • [学会発表] Buddhism on the Border: Cross-border Migration and Shan Buddhism in Northern Thailand2011

    • 著者名/発表者名
      Tadayoshi Murakami
    • 学会等名
      Joint Conference of the AAS & ICAS
    • 発表場所
      Honolulu, Hawaii, USA
    • 年月日
      2011-04-01
  • [学会発表] タイ北部におけるシャンの文字文化と仏教実践2010

    • 著者名/発表者名
      村上忠良
    • 学会等名
      日本文化人類学会第44回研究大会
    • 発表場所
      立教大学
    • 年月日
      2010-06-12
  • [図書] 静と動の仏教-新アジア仏教史04 スリランカ・東南アジア2011

    • 著者名/発表者名
      奈良康明、下田正弘、林行夫(編)
    • 総ページ数
      525
    • 出版者
      佼成出版社

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公開日: 2014-08-29  

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