研究課題
基盤研究(C)
本研究は、江戸幕府の評定所に残されている司法統計の内容について考察を加え、本来喫緊の課題であったにもかかわらず、従来漠然と理解されていた点を明らかにすることを通じて、近世社会における司法制度の特徴とその限界について提言を試みたものである。その結果として、近世社会においては、「訴訟」件数が著しく多かったとともに、司法と行政が未分離なことを新たな史料を駆使しながら改めて明らかにしている。
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