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2010 年度 実績報告書

唐代を中心とする中国裁判制度の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530004
研究機関金沢大学

研究代表者

中村 正人  金沢大学, 法学系, 教授 (60237427)

研究分担者 川村 康  関西学院大学, 法学部, 教授 (00195158)
石岡 浩  東洋大学, アジア文化研究所, 客員研究員 (60576693)
キーワード中国法史 / 唐律 / 裁判制度
研究概要

本年度は、唐代を中心とする前近代中国裁判制度の特徴を再考するための基礎的な作業として、唐断獄律の1条から12条までの条文およびその註釈を翻訳し、年4回の研究会を通じて検討を重ねることを予定していたが、ほぼ計画通りに研究を進めることができた。各研究会の開催日時・場所および概要は以下のとおりである。
【第1回研究会】平成22年7月11日(大阪):唐断獄律1条(囚人の拘束方法に関する規定)・2条(脱獄幇助の罪)・3条(死刑囚からの嘱託殺人罪)の翻訳検討および意見交換を行った。
【第2回研究会】平成22年9月19日(大阪):4条(自供翻意の教唆に関する罪)・5条(支給品不提供による囚人の虐待に関する罪)・6条(拷問免除者に対する立証方法に関する規定〉の翻訳検討および意見交換を行った。
【第3回研究会】平成22年10月30日(金沢):7条(共犯者捏造に関する罪)・8条(拷問手続きに関する規定)・9条(拷問回数の限度に関する規定)の翻訳検討および意見交換を行った。
【第4回研究会】平成23年2月13日(大阪):10条(拷問に服さなかった場合の手続)・11条(他所にいる共犯者の喚問手続)・12条(告状に基づかない取調べの禁止規定)の翻訳検討および意見交換を行った。
なお、今年度予定されていた唐代研究者からの聞き取り調査は、日程の調整がつかず、実施することができなかった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 北宋景祐刊『漢書』覆刻本の概観-形態的問題点-2011

    • 著者名/発表者名
      石岡浩
    • 雑誌名

      アジア文化研究所研究年報-二一年-(東洋大学)

      巻: No.45 ページ: 1-15

  • [学会発表] 開元と慶元の間-宋令の変容の実証的検討をめざして-2010

    • 著者名/発表者名
      川村康
    • 学会等名
      第415回法制史学会近畿部会例会
    • 発表場所
      京都大学(京都府)
    • 年月日
      2010-12-18
  • [学会発表] 曹植と丁儀-三国志の謀反人の系譜2010

    • 著者名/発表者名
      石岡浩
    • 学会等名
      東洋大学アジア文化研究所第三回研究例会
    • 発表場所
      東洋大学白山校舎(東京都)
    • 年月日
      2010-10-16

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公開日: 2012-07-19  

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