研究課題
基盤研究(C)
本研究は、日本中世の訴訟関係文書を主な素材として、その裁判手続過程を再構成し訴訟両当事者の応酬に見出される主張の「根拠」すなわち「証拠」を解明することを構想し、実証的な検討を試みた。これにより「証拠」とは単に抽象的な意味での「法」ではなく、個別具体的な状況が反映された上での「法」や具体的な事物であることなどの仮説を提示した。同時に、「道理」を「法」(裁判規範)の中心に据えて「証拠法」の原則を捉えてきた伝統的な学説に対する再考を促した。
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『經濟學論叢』(同志社大学經濟學会)
巻: 第64巻第4号=末永國紀教授古稀記念論文集 ページ: 1313-1356
『同志社法學』(同志社法学会)
巻: 第64巻第7号=釜田泰介教授古稀記念論集I ページ: 533-616
巻: 第65巻第3号 ページ: 133-293
『法史学研究会会報』(法史学研究会)
巻: 第15号=島田正郎先生追悼号 ページ: 15-38
巻: 第63巻第5号=藤倉皓一郎教授退職記念論集 ページ: 2594-2632