研究課題
基盤研究(C)
本研究は、所得税と相続税の両面から、個人の国境を越えた移動と年金課税の在り方を検討したものである。所得税からは、社会保障と税の一体改革の議論にも触れつつ、我が国の給付時課税の不徹底さ、年金課税方式の違いが国際的二重課税を引き起こす一因であることを指摘した。相続税からは、国際相続において二重課税が生ずる要因(人の所在、財産の所在、課税方式の違い)を明らかにし、二重課税救済の道筋と課題を指摘した。今後、人の移動と課税管轄の喪失への対処が重要な検討課題であることが明らかになった。
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