平成24年度においては、連携研究者の根本到教授がドイツにおける公務員制度の概略、公務員の労働基本権、特に協約締結権と勤務条件決定制度等の、公務労使関係法制の制度状況について、2013年2月16日から22日の間、ドイツで実地調査を行った。 また晴山一穂教授がフランスのパリにおいて、2012年12月22日から12月30日の間、フランス政府「国家改革・地方分権・公務員省」の公務員制度総局を訪問し、国際関係・比較政治分析担当課長補佐Gerardine Achard-Bayle氏及び同専門員Sandra Laquelle氏からフランスの公務員制度がおかれている現状及び改革課題についてヒアリングを行った。 さらに研究代表者の渡辺賢と、連携研究者の大島佳代子教授が北海道大学に出張し、中村睦男北海道大学名誉教授及び道幸哲也北海道大学教授と面談を行い、公務員の団体交渉制度の現状とその問題点、及び今後の見通しに関する意見交換を行った。
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