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2014 年度 研究成果報告書

日仏における債権法改正と瑕疵担保責任の比較法的検討

研究課題

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研究課題/領域番号 22530091
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 民事法学
研究機関立教大学

研究代表者

野澤 正充  立教大学, 法務研究科, 教授 (80237841)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
キーワード瑕疵担保責任 / 債務不履行責任 / ウィーン売買条約 / フランス法 / 債権法改正 / 危険負担 / 双務契約 / 売買契約
研究成果の概要

本研究は、瑕疵担保責任の本質を危険負担の法理に基礎づける。この結論は、フランス法の沿革に合致し、かつ、グローバルスタンダードであるウィーン売買条約の規律とも合致する。すなわち、ウィーン売買条約は、物品の適合性の判断の基準時を、危険が買主に移転した時である(36条1項)とし、その危険の移転時期については、原則として、物の支配の移転に従う(69条)。もっとも、瑕疵担保責任は、危険負担と異なり、不適合が隠れていることに特色がある。それゆえ、不適合が隠れているか否かによる区別をしないウィーン売買条約では、瑕疵担保責任は、その独自性を失い、危険負担と債務不履行の制度に一元化されることとなる。

自由記述の分野

民法(債権法)・フランス法・消費者法

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公開日: 2016-06-03  

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