イタリアの医師職業倫理規程の研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22530102
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 新領域法学
• 研究機関: 富山大学
• 研究代表者: 秋葉 悦子 富山大学, 経済学部, 教授 (20262488)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 医事法 / 生命倫理

研究概要

イタリアの医師職業倫理規程は、ヒポクラテスの医の倫理に根差した伝統的な人格主義生命倫理学の適用例として、尊厳死や生殖補助医療技術の法規制に重要な役割を果たしてきた。本研究は、これまでわが国では紹介されてこなかったイタリアの医師職業倫理規程の調査・検討を通して、わが国の議論と医療実務の参考に供することを目的とする。

研究成果

• [雑誌論文] 新看護師職業倫理規程:倫理的・職業倫理的解釈 (2012)
  • 著者名/発表者名: 秋葉悦子(訳)、ヌンツィアータ・コモレット=アントニオ・G・スパニョーロ
  • 雑誌名: 富大経済論集 巻: 58-1 ページ: 99-132
• [雑誌論文] 尊厳の耐えられる軽さ (2012)
  • 著者名/発表者名: 秋葉悦子(訳)、メアリー・アン・グレンドン
  • 雑誌名: 生命倫理資料集 巻: 6 ページ: 78-84
• [雑誌論文] 世俗的生命倫理時代のカトリック医師 (2012)
  • 著者名/発表者名: 秋葉悦子(訳)、エドムンド・ペレグリーノ
  • 雑誌名: 生命倫理研究資料集 巻: 6 ページ: 85-102
• [雑誌論文] 病院で働く医療者にとっての職業倫理-「医は仁術」の再生に向けて (2011)
  • 著者名/発表者名: 秋葉悦子
  • 雑誌名: 病院 巻: 70-11 ページ: 87
• [雑誌論文] わが国固有の倫理観と脳死下臓器移植 (2010)
  • 著者名/発表者名: 秋葉悦子
  • 雑誌名: 日本臨床 巻: 68-12 ページ: 2234-2238
• [雑誌論文] 終末期医療をめぐる倫理と法-医師の職業倫理に立脚した法形成のために (2010)
  • 著者名/発表者名: 秋葉悦子
  • 雑誌名: 医報とやま別冊 ページ: 1-28
• [雑誌論文] 延命治療の中止をめぐる倫理と法-科学と良心に基づいた医療の促進と自然道徳法の回復に向けて- (2010)
  • 著者名/発表者名: 秋葉悦子
  • 雑誌名: カトリック社会福祉研究 巻: 10 ページ: 51-81
• [学会発表] 一般演題「生命倫理と宗教・文化」(座長) (2011)
  • 著者名/発表者名: 秋葉悦子
  • 学会等名: 日本生命倫理学会
  • 発表場所: 早稲田大学
  • 年月日: 2011-10-16
• [学会発表] A Current Argument for Life-Prolonging Treatment in Japan (2011)
  • 著者名/発表者名: Etsuko Akiba
  • 学会等名: The Restoration of the Hippcratic Ethic, XVII Assemblea Generale dei Pontificia Academia pro Vita
  • 発表場所: La Aula vecchia del Sinodo in Vaticano
  • 年月日: 2011-02-24
• [学会発表] 救急医療における終末期 (2010)
  • 著者名/発表者名: 秋葉悦子
  • 学会等名: 第38回日本救急医学会
  • 発表場所: 東京ビッグサイト会議棟
  • 年月日: 2010-10-09
• [図書] 人格主義生命倫理学 (2014)
  • 著者名/発表者名: 秋葉悦子
  • 出版者: 創文社(刊行決定)
• [図書] エリオ・スグレッチャ、人格主義生命倫理学(第1巻) (2014)
  • 著者名/発表者名: 秋葉悦子(訳)
  • 出版者: 知泉書館(刊行決定)
• [図書] 人工延命処置の差控え・中止(尊厳死)論議の意義と限界 (2013)
  • 著者名/発表者名: 秋葉悦子
  • 総ページ数: 105-122
  • 出版者: 甲斐克則(編)、信山社
• [図書] 「人」の始まりをめぐる真理の考察 (2010)
  • 著者名/発表者名: 秋葉悦子
  • 総ページ数: 157
  • 出版者: 毎日アースデイ