研究課題/領域番号 |
22530131
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
CHARLES Weathers 大阪市立大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50305611)
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キーワード | 再活性化 / 組合 / 非正規・非常勤労働者 / 組織化活動 / 低賃金労働者 / 個人加盟 / 活動家 / 労使関係 |
研究概要 |
主に外国人労働者を対象とする個人加盟ユニオンのゼネラルユニオンについてのフィールドワークを継続し、最初の報告書を遠藤公嗣教授に提出した。今年度中に出版予定の『個人加盟ユニオンと日正規労働者』の一章として記載される予定である。また、日米豪の労働組合の政治活動についての論文を完成させ、法政大学の鈴木玲教授に提出した。今年度中に出版予定の『Cross-National Comparison of social movement unionism』の一章として記載される予定である。これまで、日本と豪国の労働政治活動を比較的に分析する研究はないので、制度的論理、および比較理解を進める計画である。現在、豪国のYour Rights at Workについての論文を執筆中である。 当初の予定を少し調整し、公共部門に集中するようにする。ホテルなどの労働者の代わりに保育士などのケアーワーカーにフォーカスする予定である。アメリカのFamily Care Provider(家庭保育提供者)の組織化運動と自治労の非正規のための活動を比較研究する予定である。 3月、アメリカのBay Areaで研究調査を行なった。主に公共部門労働問題について取材した。アメリカの最大の組合であるSEIUの取材から重要性を認識し、家庭保育研究者の研究を始めた。また、UC-Berkeleyの研究者、California州のAFL-CIO役員などへの取材を通じ、公共部門労働問題の研究計画を進めた。 3月終わり、高松市で自治労の非正規労働支部の活動を取材した。日本の最大の地方の公共部門の非正規支部になっているので、今年度、他の地方の非正規労働部門の活動を引き続き調査する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
去年度、論文のまとめ方のため時間をすごした。また、自治労との知り合いなど活動家と相談して、研究の方法の調整に決定した。
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今後の研究の推進方策 |
今年度、アメリカのCalifornia州のSan Francisco・Oakland・Los Angeles市、またWisconsin州で取材する予定である。公共部門労働問題、主に家庭保育提供者の組織化運動と政治活動について調査する予定である。都合によって、場所を変更する可能性があるが、以上の4地域で既に協力者を得ている。 自治労関連の研究を進めるため、福岡市と新潟市の非正規支部の活動を調査する予定である。地方運動の比較により意義ある分析ができるだろう。高松・福岡・新潟市の活動と米国の家庭保育提供者の活動との比較分析を行う予定である。 また、個人加盟ユニオンの活動を比較するため、首都圏青年ユニオンの「すきや」に対する闘争について取材し、ゼネラルユニオンの活動と比較する予定である。首都圏青年ユニオンの闘争を研究するため、仙台市で聴き取り調査が必要である。
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