研究課題/領域番号 |
22530146
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
土倉 莞爾 関西大学, 法学部, 教授 (00067703)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | フランス / 大統領選挙 / 総選挙 / サルコジ / オランド / FN |
研究概要 |
2012年にはフランス大統領選挙と総選挙が行われた年であり,その実態の分析に集中した。5月には,現地調査のために渡仏した。現地,パリで多数の研究者と面談し,新聞週刊誌,新刊書籍を購入した。これらは今後のフランス選挙政治の研究の貴重な資料となる。フランスの大統領選挙は現職の候補者が敗れたことで,それは低迷するEUの行方にどのような影響を与えるのか予断を許さないが,現在のヨーロッパの一つの政治表徴として重要であった。今後さらに研究を深めたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2011年3月に『拒絶の投票―21世紀フランス選挙政治の光景―』(関西大学出版部)を刊行したが,そこで論述した基本線にそって,21世紀のフランス選挙政治のダイナミズムを構造的に解明しつつある。その成果を2013年5月の日本選挙学会で報告することになっている。したがって,おおむね順調に進展していると言えよう。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究の方向としては,フランスの現大統領オランドの政策を検討しつつ,フランス政治のなかで議会制民主主義が十全に機能しているかどうかさらに考察してみたい。 具体的には,社会党の戦略は正しいか?野党UMPは次期選挙で政権を奪還できるか? 第3勢力にのし上がってきたFNは今後どのように行動するのか,政治制度論と政治過程論の両面から解明してゆきたい。
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