2010 年度にはアメリカ合衆国のアイゼンハワー大統領図書館と国立公文書館で主として資料調査を行い、アルジェリア問題に対するアメリカ側の政策に関わる史料を閲覧し、重要な収穫があった。2011 年と 2012年にはフランスに出張して外交文書館、国家文書館、国防文書館などで未読の史料を閲読した。これらの作業を通じて冷戦と脱植民地化の微妙な関係が明らかになり、国際関係論的理解が深まった。またこの成果については、2012年の日本国際政治学会研究大会で報告発表を行い、本報告やその他の関連テーマに関して論文を公刊した。
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