研究課題
基盤研究(C)
ワルラスの正義の体系である社会経済学が、自由競争の効率性を証明した純粋経済学(一般均衡理論)とどのような関係にあるのか、その形成過程に注目して、ワルラスが効率と公正との両立をどのように実現しようとしたかを解明する。特に、社会経済学の主要な主張である土地国有化の根拠として、ワルラスが父オーギュストから受け継いだ稀少性概念に注目し、純粋経済学においてそれが理論的に変容した後も、政策的意図においていかに連続性を維持し続けたかを明らかにした。
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