• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

平等と福祉に関する経済思想史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530197
研究機関岡山大学

研究代表者

新村 聡  岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (00167561)

キーワードアダム・スミス / デイビッド・ヒューム / 貧困 / 福祉 / 社会契約論
研究概要

(1)アダム・スミスの貧困論と福祉論の研究
これまで継続してきたアダム・スミスの貧困と福祉の思想に関する研究を総括して,論文にまとめた。本年度に新たに追加した研究成果は,(1)スミスの「富」「富裕」「福祉」などの諸概念の比較,(2)スミスの「必要」「必需品」「便益品」などの概念の発展と変化,(3)スミスにおける貧困の自己責任論と国家責任論の区別と関連,(3)スミスとマンデヴィルの貧困原因をめぐる論争,などの考察である。
(2)デイビッド・ヒュームとアダム・スミスの社会契約論批判と統治原理論の研究
これまで継続して行ってきたヒュームとスミスの社会契約論批判に関する研究を総括して,論文にまとめた。本年度に新たに追加した研究成果は,(1)統治原理論におけるアリストテレス的要因(徳)のヒュームとスミスにおける受容の差異,(2)社会契約論批判におけるルソーとスミスの関係,(3)抵抗権論と公平な観察者論との関係,(4)『国富論』における社会契約論批判の意義,などに関する考察である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] アダム・スミスにおける貧困と福祉の思想2011

    • 著者名/発表者名
      新村聡
    • 雑誌名

      経済思想の中の貧困・福祉(小峯敦編著)(ミネルヴァ書房、第1章)

      ページ: 34-63

    • 査読あり
  • [雑誌論文] D.ヒュームとA.スミスの社会契約論批判と統治原理論2011

    • 著者名/発表者名
      新村聡
    • 雑誌名

      啓蒙と社会(佐々木武・田中秀夫編著)(京都大学学術出版会、第10章)

      ページ: 241-270

  • [学会発表] 分業は人間発達にどのような影響を与えるか-A.スミスとK.マルクスの見解の比較2010

    • 著者名/発表者名
      新村聡
    • 学会等名
      人間発達の経済学 日中会議
    • 発表場所
      京都、京都大学
    • 年月日
      2010-12-11

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi