研究課題
基盤研究(C)
本研究の成果は、(1)アダム・スミスが提唱した自由競争の理念は現代のネオ・リベラリズムが主張するような自由放任ではなく、人間がもつ自己愛と他人への思いやりを人間本能と捉えたうえで、社会的な適合性を模索する個々人の自発的努力を尊重する体系であり、(2)市場社会の拡大を分業による生産力の発展に求めた彼の労働価値論と市場価格論は、基本的に、(1)他人の労働の価値をくみ取る共感の作用と(2)食料の栄養価値論を基礎にしていた点を、立証した点にある。
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九州産業大学エコノミクス
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