研究課題
基盤研究(C)
金融システムは今日に至ってもさらに不安定性を増すばかりであるが、本研究ではそれが成立し始めた17世紀のイングランドに焦点をあて、そこで人々がどのようにその不安定性を克服しようとしていったかを、当時の多数の銀行設立案の詳細をたどり、そこにおける中心的論点、争点をさぐることによって明らかにした。本研究期間においてはとくに、当時のイングランドの企画者たちが、オランダの経済から多く学ぼうとし、とくに公的な不動産登記の確立や低利子によって金融制度の安定化をもたらそうとしていたことを描き出した。
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Financial History Review
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