研究課題/領域番号 |
22530236
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研究機関 | 北海商科大学 |
研究代表者 |
佐藤 博樹 北海商科大学, 商学部, 教授 (20261084)
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研究分担者 |
伊藤 昭男 北海商科大学, 商学部, 教授 (00271213)
阿部 秀明 北海商科大学, 商学部, 教授 (60183141)
田辺 隆司 北海商科大学, 商学部, 教授 (90360065)
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研究期間 (年度) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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キーワード | 低炭素化事業 / 循環型地域社会 / 費用便益分析 / 地域ブランド戦略 / コモンプール資源 / 森林セラピー事業 |
研究概要 |
本研究の目的は、北海道における代表的な地域低炭素化事業の経済評価と事業に期待される地域ブランド形成や都市と地域との交流促進可能性の検討を通して、地域の環境・空間特性と地域産業特性に立脚した地域低炭素化事業の展開可能性やあり方を考察することである。研究最終年度である本年度の研究内容及び研究成果の概要は、次のとおりである。①地域低炭素化事業をはじめとする農耕畜林連携したバイオマスエコタウン化によるまちづくりを展開している津別町をとりあげ、農林業、製材業などのコア産業と豊かな森林環境資源を生かした地域ブランディングについて、観光まちづくりの関係性モデルの視点から基礎的な考察を試みた。具体的には、地域ブランドに関する先行研究に踏まえて本研究での定義を行い、津別町で展開中のバイオマス関連事業、森林セラピー事業を中心とした地域再生プロジェクトの諸事業に関して、その事業構造と抱える課題、今後の展開に向けた要諦を指摘した。②本研究でとりあげた津別町でも展開されている森林セラピー事業に関して、わが国とドイツの自然療法を活用した健康増進のための仕組みを比較し、健康保養地の意義や展望等について考察した。具体的には、わが国の森林セラピー基地とドイツの健康保養地との特徴等を整理し両者を比較検討し、そのうえで各地における森林セラピー基地の実態から、問題点や将来性について整理し今後の進むべき方向性を論じた。③自然豊かな北海道観光を事例に、持続可能な観光を展開するうえで資源の適切な管理・運営が不可欠となるコモンプール資源の理論的枠組と観光消費による自然環境への負荷に関する定量分析を試みた。具体的には、政策主体である北海道における観光消費の経済効果を産業連関分析により導出し、資源の適切な管理・運営の視点から観光消費によるコモンプール資源への環境負荷を土地資源内包量(DOM)として定量的に明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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