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2012 年度 実績報告書

家母長制国ラオスにおける家計内食料配分

研究課題

研究課題/領域番号 22530243
研究機関国際大学

研究代表者

萬行 英二  国際大学, 国際関係学研究科, 教授 (30421233)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード家計内資源配分 / 家母長制 / ラオス / 食料
研究概要

家母長制国ラオスにおいては、壮年期男性の食料消費の家計所得弾力性が高く、老年期家族構成メンバーのそれが低いという結果を得た。また、各年代を通じて、男性メンバーの食料消費の家計所得弾力性は女性メンバーのそれよりも高い結果を得た。既存文献では、家計内の地位が低い家族構成メンバーは、家計内でバッファーの役割を果たすため、食料消費の家計所得弾力性が高くなるとの議論が優勢である。しかし、今回ラオスのデータを分析して得られた結果が、ラオスが家母長制国であることが理由で、家計内での男性の地位が女性の地位よりも低いためと結論付けるのは短絡すぎる。実際、今回の研究で用いた理論モデルにおいては、効用関数と生産関数の形状によっては、家計内で、より生産性が高く、地位が高いメンバーの食料消費の家計所得弾力性が、他の被扶養家族メンバーより高くなることは、理論上十分あり得ることを見つけた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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