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2012 年度 実績報告書

動学的マルコフ均衡解を用いた寡占市場の構造推計とシミュレーションによる政策評価

研究課題

研究課題/領域番号 22530245
研究機関日本福祉大学

研究代表者

楠田 康之  日本福祉大学, 経済学部, 准教授 (60253689)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード構造推計 / 動学的寡占ゲーム / 完全マルコフ均衡
研究概要

平成24年度の研究目的は、これまでの研究結果を総合し、新しい推計手法の完成とその提案を目標とすることを予定していた。
その具体的目標として、動学的寡占ゲームモデルに関する数値計算プログラムの設計と開発を行い、構造推計手法の模索と頑健性のチェックを行うこととした。そのために、研究対象として、スーパーマーケットおよびコンビニエンスストアの参入・退出ゲームを選択し、関連する販売情報データを平成23年度および平成24年度の予算にて購入した(それぞれ、6アイテムおよび4アイテム)。さらに電話帳等をもとに名古屋市のスーパーマーケットおよびコンビニエンスストアのデータベースを作成した。分析で用いた理論モデルは、主にPakes, A., M. Ostrovsky, S. Berry, "Simple estimators for the parameters of discrete dynamic games (with entry/exit example)" (RAND Journal, 2007)にしたがい、将来に渡り市場で活動を続けた場合に得られる expected discounted continuation value の計算を行った。これにより、参入コストおよび退出利益に関する構造パラメーターの推計が数値計算により可能となり、それらのパラメーターをMCMC法(Markov chain Monte Carlo methods)にて求めるプログラムの設計と作成を完了させた。パラメーターの推定に MCMC法を用いたことが本研究の特徴となっており、収束のチェックが容易であることより、新しい推計アルゴリズムとして提案できるものとなっている。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Nested Logit Demand Estimation in Japanese Beer-like Beverage Markets

    • 著者名/発表者名
      楠田康之
    • 学会等名
      九州大学経済学部経済工学科リサーチワークショップ
    • 発表場所
      九州大学
  • [備考] 楠田康之のページ

    • URL

      http://mihama-w3.n-fukushi.ac.jp/ins/kusuda/index.htm

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公開日: 2014-07-24  

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