研究課題
基盤研究(C)
従来、環境と貿易に関する研究では、データの利用可能性のために国全体の汚染排出量が実証分析で用いられることが多かった。それに対して、我々は東アジア経済圏を含む世界150カ国以上について、1988~2009年の国際貿易に内在化された汚染排出に関するデータベースを構築した。貿易構成の変化に伴う汚染排出の変化(汚染逃避地仮説)を検証したが、同仮説を支持する結果は得られなかった。また、東アジア諸国では経済成長を犠牲にした環境保全は受け入れられないことから、包絡分析法によって削減可能な環境負荷を示した。
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