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2013 年度 実績報告書

日本における外国人労働者の短期雇用プログラム

研究課題

研究課題/領域番号 22530273
研究機関香川大学

研究代表者

佐藤 忍  香川大学, 経済学部, 教授 (30170749)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワード外国人介護士
研究概要

EPAにもとづいて受け入れた外国人介護福祉士候補者を丁寧な教育訓練によって国家試験の合格へと導き、さらには彼らの受け入れと教育をつうじて、受け入れた介護施設そのものが予想もしなかったほど大きく変貌を遂げ、働く職員に働きがいを実感させ、生き生きとした介護組織へと見事に成長している施設を訪問した。この施設は外国人介護士受け入れによって介護組織に好循環が実現されたモデルケースである。
この事例から分かったことは、ケアマネジメントとEPAマネジメントとの相補関係である。施設において遂行されるさまざまなケアを共有化、科学化、可視化するという日常的なケアの営みが好循環の一つの条件である。他方で、この好循環が実現するためには、EPAにもとづく外国人介護士一人ひとりの潜在能力に着目し、それを貴重な人財として積極的に活かす人事管理上の個人化、日本人と同じ職員として処遇しつつ育て上げる実践的な戦力化、そして、それらの実現のために多様な工夫をし、日本人と外国人との協働化に向けて組織を動かすダイバーシティマネジメントの存在がもうひとつの条件である。そしてこのモデルケースが我々に教えていることは、これら2つの条件のいずれかが先にあるのではないということである。両者は、この施設自身も発見し驚いたことだが、まさに同時並行して成立したのである。ここにEPAによる外国人介護士受け入れという日本的方式のもつ埋もれた可能性が秘められている。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2015-05-28  

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