研究課題
基盤研究(C)
本研究は、中国(内陸地域と沿海地域での事例より)の貧困緩和における財政的支援と貯蓄の効果について分析している。分析の結果として、(1)財政的支援の効果は、徐々に向上しているものの、一部にとどまっていること、(2)それを補う形で、人的ネットワークや家族間の貯蓄(出稼ぎによる収入なども含む)が、貧困の緩和に大きな役割を果たしていることが明らかにされている。