平成23年度は以下の研究を行った。 (1)研究過程で明らかになったクロスカントリーの所得データの問題点についてまとめ、国際的な学術雑誌および武蔵大学の紀要に論文を発表した。 (2)研究過程で、アフリカで唯一「製造業」の発展による経済成長を実現したモーリシャスの存在が明らかになり、「製造業」、「援助」、「教育」、「貿易」、「制度」の相互関連を調査するため現地へ出張し、資料収集を行った。 (3)研究過程で、日本の戦後すぐの「製造業」の発展において、米国からの「援助」および輸出拡大への支援が重要であったことが発見され、その詳細を調査するため、米国ワシントンDCの国立公文書館へ出張し、資料収集を行った。 上記(2)、(3)で収集した資料は平成24年度の研究に活かす予定である。
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