技術形成の国際比較研究として、タイ・マレーシアにおける技術形成の現状調査・分析を主に行った。本研究では本年度、現地調査をタイ1回、マレーシア3回と合計4回行った。まず、タイ調査は、自動車メーカー2社、サプライヤー5社にて引き続き企業調査をおこなった。マレーシアへの調査は7月・9月・2月に行い、マレーシア企業14社における6カ月間の研修を継続調査し、研修前と研修後の成果分析を行った。7月の調査時にはマレーシア学会での国際学会報告も合わせて行った。 本年度は本プロジェクトの最終年度として調査のみならず、成果発表にも力を入れた。本研究の今年度の成果として、編著書"Innovation and Industrialization in Asia"をRoutledge より、第1章共著、第7章単著、全体編集にて出版した。他に学術論文2本、国際学会報告3本行った。国際学会はマレーシア学会でPublic-Private Partnership Human Resource Development Processes in the Automotive Industry in Malaysiaを単独報告、コペンハーゲン学会では "The Transition of the Japanese Technology Transfer: The Role of Thailand as a Training Hub in ASEAN"を単独報告した。
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