22年度は次の3つのことを行った。 (1) プロセスパラダイムおよび支援によるソリューションの実例の収集と範疇化 (2) 上記による共通性の抽出;支援マネジメントやしてもらう能力の要件 (3) プロセスパラダイムに必要となる支援的な組織やシステム、仕事の進め方の明確化 実例の収集と範疇化については、インタビュー6件、ワークショップ2回、6社への半年間のわたる調査研究活動、事例の収集を多岐にわたり行い、データベース化した。この成果を学会レベルの研究発表大会を開催し発信するとともに学会発表および研究雑誌に掲載した。また、SHIEN研究者のネットワーク構築のため、SHIEN研究会のメンバーの増員[+70名]、機関紙を季刊で4回発行した。年間にわたりホームページにて実例やノウハウを発信している。 してもらう能力の要件については、SHIEN心理に関する勉強会を4回、ワークショップを3回、合宿を1泊2日で2度開催し、その要件の抽出を行いエッセンスをまとめた。この内容の一部を学会発表した。 支援的な組織、システム、仕事の進め方については、勉強会を3回、一泊2日の合宿を2回、ワークショップを2回開催し、議論した。SHIENを促進するヴィジョン、ウェイの仮説を構築した。この一部を学会発表した。 この他に、静岡大学大学院の授業として日本で初めてSHIENマネジメント入門の授業を半年間行った。このユニークな取り組みが雑誌に5回取り上げられ紹介された。
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