研究課題/領域番号 |
22530363
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
BEBENROTH Ralf 神戸大学, 経済経営研究所, 准教授 (80403228)
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研究分担者 |
井口 知栄 立教大学, 経営学部, 助教 (20411209)
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キーワード | 合併と買収 / 日本における外国企業 / 従業員に対する影響力 |
研究概要 |
この研究の目的は日本における外国企業について調査をし、統計をとることである。この研究の概要としてはまず、海外の企業が日本の企業を買収することは,日本経済にとって基本的にいいことであると裏付けることである。また二つ目は、海外の企業によって買収された日本のターゲット企業の従業員は買収についてどう考えているかについて調べることである。この研究に協力してくれる会社を見つけるのは想像よりも困難だった。その理由の一つとして考えられるのは、震災の影響のせいで十分な数の従業員からアンケートの回答を得られなかったことである。商工会議所からの協力も得て、最終的にアンケート調査に参加した会社は55社だった。 アンケート調査に参加した企業数は想定していたよりも少なかったが、それでも研究を開始した。ひとつは、日本における海外企業の買収・合併目的の比較である。この研究の詳細については2013年2月に国民経済雑誌に執筆予定である。その他の研究としては、日本のターゲット企業を買収する海外の投資ファンドについての研究である。 上記のために2011年7月から8月にかけて、イギリスに行き絞計学校(The 44th Essex Summer School in Social Science Date Analysis)に通った。今年もアメリカのミシガン大学で統計について勉強する予定である。また、今年2月には国立台湾師範大学で上記研究で得た様々な結果を報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在、研究は順調に進んでいる。アンケート調査を実施したうえで、理論的な研究をおこなった。震災の影響でまだ結果を提出していないが、今年中に送る予定である。
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今後の研究の推進方策 |
今後は統計的な調査をする予定である。そのために、今年の6月から8月まで、アメリカのミシガン大学で統計学を研究する。
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