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2010 年度 実績報告書

メコン河流域諸国の裾野(部品)産業の育成と人材開発

研究課題

研究課題/領域番号 22530377
研究機関中央大学

研究代表者

高橋 由明  中央大学, 商学部, 教授 (10055212)

キーワードメコン河流域諸国 / 裾野(部品)企業 / 国際比較 / 部品輸出比率 / 納入先企業 / 人材開発
研究概要

本研究は、本研究の目的は、メコン河流域諸国(タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア)における裾野産業(部品産業=supporting industries)の実態とその育成方法と、職業教育・訓練の制度と方法について調査し、その調査結果を踏まえて一定の政策提案を行うことである。上記目標を達成するため、申請書に書いた平成22年度計画に従い、7月20-30日にタイの工業省と部品企業3社、ベトナムでは部品企業1社を訪問し、インタビューを実施した。タイでは、部品企業Sangcharoen Tool Center CO.Ltd SKPolymer CO.Ltd.、Quality Machine Parts CO.Ltd.の3社のインタビューで、タイの部品企業で生産される部品の品質は、日本のレベルに達していることが分かった。なぜなら、その生産額の50%以上を、日本支社や外資系支社へ供給していたからである。それに比べ、ベトナムの部品企業は、今回調査した2社は、未だ小規模で日本支社に供給するところまでにいたっていなかった。
第2回目の調査は、12月21日から30日の間ベトナムとラオスでインタビュー調査を実施した。ベトナムでは、Viettrvonics and Mecanics(ホーチミン市)とLeGroup(ハノイ)でインタビュー調査をした。この2社は、ベトナム部品企業でもかなり高い水準の技術を持っており、このうち後者は、来年からはトヨタベトナム支社から派遣された3人の指導もあり、生産額の50%をトヨタ支社に部品を納入することになっているとのことである。ラオスでは、部品企業は無く、ラオス国立大学Changminh助教授から、ラオスの産業状況についての知見の提供を受ける。
第3回目の調査は、私の大学院院生チン・ゥイン・フンさんに調査を依頼し、平成23年3月17日から29日まで、特に人材開発の問題を中心にインタビュー調査をしてもらった。現在、その結果をまとめてもらっている最中である。この間、平成22年11月17日、インド、ニューデリーで、下記の成果発表を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] H.フォードとGMスローンの企業目的・理念2011

    • 著者名/発表者名
      高橋由明
    • 雑誌名

      商学論纂

      巻: 52巻5・6号

  • [学会発表] Necessity of East Asian Community and International of Division of Labor2010

    • 著者名/発表者名
      Yoshiaki TAKAHASHI
    • 学会等名
      Euro-Asia Management Association
    • 発表場所
      International Management Institute (New Dehli)
    • 年月日
      2010-11-17
  • [図書] 危機の時代の企業と経営と経営学2011

    • 著者名/発表者名
      高橋由明(共著、学会年報)
    • 総ページ数
      106
    • 出版者
      文眞堂

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公開日: 2012-07-19  

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