研究課題/領域番号 |
22530377
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
高橋 由明 中央大学, 商学部, 教授 (10055212)
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キーワード | 部品産業 / タイ / ベトナム / 貿易構造 / 人材教育 / ラオス / カンボジア |
研究概要 |
平成23年7月に予定していたタイオギワラの訪問インタビューが、22年11月に起きた洪水のため調査を24年8月に実施した。タイオギワラはタイを代表する自動車部品企業であり、また提供してくれた説明と資料から、タイの部品産業の理解に役立った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
メコン河流域諸国のうち、ラオス、カンビジアの部品産業は、十分に発展しておらず、タイとベトナムの部品産業にのみに調査を絞ることにした。タイとベトナムの部品企業の状況を比較すると、タイの部品企業の集積は、日本の1980年代の高度経済成長期の多層構造の供給構造を形成していること、さらにたとえばタイオギワラは、日本の部品企業に比べ、同程度ないしそれ以上の精度が高い部品供給能力が高いことがわかった。
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今後の研究の推進方策 |
上述のように、メコン河流域諸国のうち、ラオス、カンボジアは、未だ部品供給能力が低いため、裾野(部品)産業の発展や人材教育の視点から分析するのではなく、部品の輸入・輸出における物流地点としての役割の視点から分析することにした。
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