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2010 年度 実績報告書

資本市場のゲートキーパーに注目した多元的な企業評価モデルによる日米比較

研究課題

研究課題/領域番号 22530379
研究機関明治大学

研究代表者

山本 昌弘  明治大学, 商学部, 教授 (10261489)

研究分担者 山下 洋史  明治大学, 商学部, 教授 (00239980)
萩原 統宏  明治大学, 商学部, 教授 (40314348)
キーワード企業評価 / CSR / SRI / クレジットリスク / 価格理論 / 格付 / リスクマネジメント / グートキーバー
研究概要

本研究では、東洋経済新報社から出されているCSRのデータベースに注目し、それを協同で分析すべく研究会をスタートさせた。CSR分析については、山本が主導した。
また山下は、鄭・村山との共同研究『「ゲートキーパー」概念の多様性とファイナンシャル・ゲートキーパー』(明大商学論叢,93巻4号)において、しだいに多様化しつつあるゲートキーパーの概念を整理し、それらの間の共通点と相違点を記述すべく「ゲートキーパー4分類フレームワーク」を提案するとともに、これまで定性的アプローチがほとんどであったファイナンシャル・ゲートキーパー研究に対して定量的研究を展開するための「ファジィ相互情報量モデル」を提示している。
萩原は、長期債格付けの質を、定量的に相対比較する評価基準・手順の提示を試みるとともに、カテゴリカル・データに関する過去の多くの研究において頻繁に用いられてきた等現間隔の仮定を緩和することによる分析結果に対する影響について確認を行った。格付情報の質を相対比較することは、信用リスク管理に対する関心が高まる昨今、実務界においても学術的にも有意義なことであると考えられる。本研究は、継続性を維持している度合いに基づいて、格付情報の質の比較を試みた。その結果、評価傾向の時系列の面から見た継続性については、S&Pを除く格付け機関3社について、格付の水準において、継続性が疑われる結果が確認され、また、t値に基づき、継続性に基づけば、S&P→JcR→R&1≒Moody'sなる、尺度変換前後において同様の順序づけが確認された。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件)

  • [雑誌論文] 3R行列を用いた資源循環の領域推移確率モデル2011

    • 著者名/発表者名
      山下洋史,坂井俊祐,村山賢哉
    • 雑誌名

      日本経営倫理学会誌

      巻: 28号 ページ: 117-123

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「ゲートキーパー」概念の多様性とファイナンシャル・ゲートキーパー2011

    • 著者名/発表者名
      山下洋史, 鄭年皓, 村山賢哉
    • 雑誌名

      明大商学論叢

      巻: 93巻4号 ページ: 1-16

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 最適尺度変換を援用した格付決定構造の継続性に関する分析2010

    • 著者名/発表者名
      萩原統宏
    • 雑誌名

      日本経営システム学会誌

      巻: 第49巻 ページ: 111-124

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Which rating agency achieved rating stability, Moody's and R&I? -Empirical study using an Artificial Neural Network-2010

    • 著者名/発表者名
      萩原統宏、田中克明、勝田英紀、斉藤進
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Management Science

      巻: 2巻 ページ: 57-77

    • 査読あり

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公開日: 2012-07-19  

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