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2011 年度 実績報告書

東北地方の請負コミュニティに関する経営学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530392
研究機関福島大学

研究代表者

上野山 達哉  福島大学, 経済経営学類, 准教授 (90323188)

研究分担者 櫻田 涼子  福島大学, 経済経営学類, 准教授 (70447209)
秋山 高志  福島大学, 経済経営学類, 准教授 (80457283)
キーワード経営管理 / 人的資源管理 / 組織間関係
研究概要

当該研究の目的は、東北地方にある請負コミュニティに対する複数のフィールド調査をもとに、それらにおいて事業活動を担う人的資源がどのように育成・活用されているか、また、ビジネス・イノベーションの源泉となる知識がどのように蓄積・創造されているかを経営学的視点から明らかにすることにある。このため、平成23年度は人的資源管理および知識のマネジメントとイノベーションなどについての理論面にかかわる文献を渉猟し、また東北地方の酒造業・建設業・製薬業にたいする仮説探索的な調査をおこなうことを計画していた。23年度の当該研究の遂行にあたっては、東日本大震災の影響が少なからずあった。複数のフィールド調査計画のうち、いくつかは当初の規模での実施が極めて困難となった。他方で、当初の予定以上の規模と深さで調査が実施できた対象もあった。そこでは、調査時点での東北地方にある請負コミュニティにおける、欠くことのできない現実的な背景として、この震災がどのようなことをもたらしたかを含めて、貴重なデータが収集できた。23年度は、上野山と櫻田による、請負コミュニティ・自然災害とキャリアを議論のトピックとし、製薬業を主たる調査対象とした研究成果(題目:Disaster and reconstruction of individual career perception : Theoretical exploration and a pilot case study in Fukushima)を、European Group for Organizational Studiesの年次大会(平成24年7月開催)に、ショートペーパーで応募提出し、査読のうえ、本報告書執筆時点で発表が内定している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

東日本大震災の影響で、23年度予定の調査規模が限定されたため。

今後の研究の推進方策

22~23年度収集できた調査データを再度見直し、追加的調査の絞込みを行う。一定規模の成果発表に必要なデータは有していると判断できるため、プレゼンテーションとパブリケーションのための諸活動は予定通り遂行する。

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公開日: 2013-06-26   更新日: 2014-08-15  

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