研究課題
これまでの研究を精緻化し、「地域コミットメント」を測定するための尺度を検討した。平成22年度末に、地域活性化に成功している地域の住民を対象に実施した「地域コミットメント」に関する調査票調査(アンケート)(対象地域:上勝町660件、馬路村343件、神山町695件、梼原町1267件)のデータ分析を行った。(郵送費は校費を充当した。)さらに地域間の比較を行うため、地方自治体にご協力をいただきながら、香川県高松市(都市部)、香川県丸亀市(シャッター商店街のある地域活性化していない地域)、宮崎県綾町(地域活性化に成功している地域)の住民を対象に、調査票調査(アンケート)による定量的研究を実施した。具体的な実施内容は下記のとおりである。・調査票の設計を行った。調査票の設計にあたっては、高松市民、丸亀市民の方にレビューをして頂き、信頼性と妥当性を確保した。・高松市2000件、丸亀市1000件、宮崎県綾町1870件を対象に「地域コミットメント」に関する調査票調査を実施した。(郵送費は校費を充当した。)・統計的分析によって、地域コミットメントの構造、内部力および外部力の環境(先行)要因や成果(パフォーマンネ)との関係を分析した。定量的研究を補足するため、事例研究や地域のリーダーや地域プロデューサーに関するフィールド調査による定性的研究を行った。また、関連研究について、図書出版2件、関連論文の発表12件、学会における発表7件の成果発表を行った。
2: おおむね順調に進展している
計画通り、調査票の設計、調査票調査、データベースの作成、時レオ研究、フィールド調査を含むデータ分析を実施したため。
研究を総括する上で、以下の2点に取り組みたい。第1に、これまでのデータについて新たな視点からの分析の可能性を探りたい。第2に、地域への政策提言をさらに進めたい。
すべて 2011
すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (7件) 図書 (2件)
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巻: (CD-ROM)
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