本研究の目的 本研究は個人やチームにおける"知"の形成プロセス・活用方法の変化を再把握し、より精緻な情報技術の発展と人的資本形成及び人的資源マネジメントの関連性を呈示することを目的としている。 本年度の研究活動 海外における該当分野の研究を把握する為、大規模な文献調査を行った。エルゼビアのスコーパス、連邦図書館、各州の州立アーカイブなどを使い、資料をリストアップし、それらの資料の検証を行った。 また、実態調査も上記の文献調査と並行して行い、本研究で協力を得ているドイツ企業において聞き取り調査を行った。デュアルシステム、従業員代表委員会と人事部との教育プログラムの共同決定など、ドイツ企業を特徴づける人的資本形成及び人的資源マネジメント制度の紹介は多くなされているが、その実態の紹介はそれほど多くはない。本年度の活動によりブラックボックスとなっていた部分を解明することができ、その成果を持って学会報告を行った。学会では多くの批評を得ることができたため、その批判をもって分析の質の向上を行った。
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