今後の研究の推進方策 |
今年度は昨年度までのまとめと「ICTスタートアップ」と「頭脳環流」研究のため、インドへの海外研究を予定している。頭脳循環として注目されているインドのソフトウェア産業の実態調査及び企業ヒアリングを9月に実施する。すでに2004年に踏査したインドの企業ヒアリング(13社)から5年以上が経過しているが、この間HCL,Infosys,Wipro,タタなど大手企業がビジネスを国際的に成長させている。また中小の民族系企業が30%前後のシェアを獲得している。当時、コーディング等の下請け業務から脱出を図っていた大手に比して、中小企業の国際ビジネスには変容が見られるのであろうか。またオンサイトVSオフショアの推移、業務用基幹ソフト、eソルーションビジネスなどを通して、既存の多国籍企業との間に戦略的パートナーとしての役割がみられるかどうか、国際分業の視点からを明らかにしたい。
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