研究課題/領域番号 |
22530455
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
高橋 郁夫 慶應義塾大学, 商学部, 教授 (70187996)
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キーワード | 小売 / マーケティング / 消費者行動 / 流通 / 国際情報交換 / 消費生活 / 地域 / 商業 |
研究概要 |
昨年度は、主に文献研究を中心に行ってきたが、今年度も、引き続き小売マーケティング研究に関する文献の収集とレビューに努める。また、現状を把握するため、実際に内外の小売店舗や企業を訪れ情報収集を行った。こうした作業は、研究報告のために海外を訪れた際に実施するなど経費の節約にも努めた。また、ミシシッピ大学のチャールズ・インジーン教授(小売研究の世界的権威。2008年に上海で開催されたグローバル・マーケティング研究会議において、研究代表者との共同執筆論文が最優秀論文賞に選出)との共同研究の成果の一部は、昨年7月にフランスで開催されたAcademy of Marketing Science主催の世界マーケティング研究会議(小売およびサプライチェーン・マネジメント・トラックの議長を担当)で報告された。加えて、9月にはカナダ・モントリオールで開催されたロイヤルバンク主催の国際研究会議にも参加し、研究成果の一部を報告するととともに、現地のミッシェル・ラロッシュ教授ならびにジャンシャール・シェバ教授(消費者行動および小売研究の権威)に対してインタビュー調査を実施するなど研究交流に努めた。さらに、本年2月にはインド・バンガロールにあるアライアンス大学を訪問し、研究報告を行うと共に、当大学の研究者との意見交換と現地の商店街やショッピング・センターの視察も行った。以上のような研究活動に加え、その成果の一部は以前勤務していた東京経済大学の学会誌に学術論文として提出・掲載されている。今後更なる機会を捉え、研究成果の公表に努める所存である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
文献の収集とレビューは順調に進んでいる。また、当初予定していた海外での研究報告や研究交流も実現している。さらに、今年は学会誌にも学術論文を掲載できたため。
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定に従って、研究を推進する予定である。特に、本年は研究期間の最終年度に当たるため、研究成果の公表活動(研究報告、学術論文執筆)により力を入れて行きたい。
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