• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

医療機関におけるマーケティング研究とケース開発

研究課題

研究課題/領域番号 22530458
研究機関東京経済大学

研究代表者

小木 紀親  東京経済大学, 経営学部, 教授 (20299358)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
キーワード医療機関 / マーケティング / ケース開発
研究概要

平成24年度の研究成果としては、昨年度同様、当該年度の「研究の目的」及び「研究実施計画」にほぼ則り、医療機関(病院)とマーケティングに関わっての研究材料の収集と、その中で得た一部を研究成果として発表したことがあげられる。全体として、平成24年度においては、国内外の複数の医療機関に赴いての調査による蓄積的成果をあげられたこと、これまでの研究蓄積からの一部を研究成果として公表できたことがあげられる。その意味では、ある一定の意義が得られたと考えられる。
具体的には、研究材料の収集として、いくつかの国内外の医療機関を訪問あるいは調査することによって、期待された成果または予期できなかった成果が得られたのと同時に、そこでは、新たな研究上の発見がなされ、次年度以降、さらなる医療機関の訪問調査を通じて、研究を深彫りしていく研究の土台が出来上がったと考えられる。これらの成果は、本助成研究によるところが大きい。
また、研究業績としては、共著書(『コンテクストデザイン戦略』及び『消費者市民社会と企業・消費者の役割』)の出版にあたって、本研究助成がその研究成果の一部(出版費用ではなく、医療機関のインタビュー調査などによる成果などの部分)に貢献し、その成果をあげることができた。
その他、まだ目に見える成果とはなっていないが、現在、愛知県看護協会の協力のもと、様々な医療機関(主に愛知県、岐阜県、三重県、福井県、富山県など)におけるケース開発の一部の取り組みを進めている最中である。これらは、すでに本研究助成が開始されて以来、3年間継続して行われており、次年度以降も継続するのと同時に、本研究助成の最終年度に顕在化した研究成果としてまとめる予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画書の通り、おおむね研究は順調に進んでいる。具体的には、国内外のいくつかの医療機関に赴き調査をできたこと、これまでの研究蓄積から研究成果を公表できたことなどから、研究は順調に進んでいると考えられる。あえて言えば、もう少し蓄積された調査内容を、ケース開発や論文などの研究成果として公表できればなお良かったと思うが、少しずつ研究成果が上がっている現状からすれば良しと考えたい。研究助成の最終年度には、全体としてまとめた形で成果を公表したい。

今後の研究の推進方策

これまで、おおむね研究計画書の通り進展していると思われるため、平成25年度もこの進捗度を保って進めていきたい。平成25年度は、おおむねこれまで同様、国内外のいくつかの医療機関に赴き調査をすることを中心に、ケース開発の下地作りを進めていきたい。また、愛知県看護協会の協力のもと、いくつかの医療機関(主に愛知県、岐阜県、三重県、福井県、富山県など)に協力を仰ぎ、そちらにおいてもケース開発を進めていきたい。
研究成果についても、少しずつではあるが順次公表をしていきたい。差し当たり平成25年度は、すでに5月に共著書の出版が予定されている。その他、別の共著書も執筆中であるが、間に合えば平成25年度中に公刊する予定である。
そして、平成26年度にあたる本研究助成最終年度においては、本研究助成の5年間で公表してきた研究成果を、全体としてまとめて、意味あるものにしていきたいと考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 図書 (2件)

  • [図書] 『コンテクストデザイン戦略』  (執筆担当:小木紀親「第6章 ソーシャル戦略のコンテクストデザイン」)2012

    • 著者名/発表者名
      原田保・三浦俊彦・高井透 編著
    • 総ページ数
      総402頁(担当部分 pp.201-220)
    • 出版者
      芙蓉書房出版
  • [図書] 『消費者市民社会と企業・消費者の役割』  (執筆担当:小木紀親「医療機関におけるマーケティング活動と消費者利益」)2012

    • 著者名/発表者名
      消費者問題研究グループ(座長 小木紀之)
    • 総ページ数
      総195頁(担当部分 pp.141-153)
    • 出版者
      中部日本教育文化会

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi