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2012 年度 実績報告書

日本企業のイノベーションを誘導するマネジメントコントロールの検討

研究課題

研究課題/領域番号 22530492
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

横田 絵理  慶應義塾大学, 商学部, 教授 (20277700)

研究分担者 高田 朝子  法政大学, イノベーションマネジメント研究科, 教授 (10349194)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードイノベーション / マネジメント・コントロール / インターラクティブ・コントロール・システム / インターラクティブ・ネットワーク
研究概要

本研究はイノベーションを生み出すための企業における仕組みをマネジメント・コントロールの視点で検討することを目的としてきた。かつて両者は両立しないといわれてきたが,企業において渇望されるイノベーションの発生を,偶然を待つのではなく,組織で生み出す土壌を仕組みとして創ることが必要であるという認識は研究者の中にも高まり,近年研究が進みだしている。そこで,インターラクティブ・コントロール(Simons,1995)およびインターラクティブ・ネットワーク(Simons,2005)をキーワードとし,イノベーションを誘導するための新しいマネジメント・コントロール概念を,申請者がこれまで研究してきた日本企業の経営がもつ特色を踏まえ,管理会計のみならず,組織および組織行動の分野の知見をまじえて考察することを試みてきた。
具体的には昨年度末に行った定量的調査の分析を進めるとともに,インタビュー調査による定性的調査も行い,実際の企業におけるケースなどを作成した。また,定量的調査結果については,特にイノベーションを促進するためのインターラィテクティブ・ネットワークと実際の企業におけるネットワーク活動との関係に焦点を絞った検討を行った。この結果は2012年11月17日に金沢星稜大学で行われた経営情報学会にて学会発表を行っている。
本研究の結果は,慶應義塾大学ビジネススクールのケースとしてすでに登録したものもあるが,今後も書籍,論文などにより公刊していく予定である。
なお,上記参考文献は,Simons, R.の著書, Levers of Control(1995)および Levers of organization design(2005)(いずれも Harvard Business School Press)である。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 日本企業における予算管理の実態調査 : 予算編成に関する分析2013

    • 著者名/発表者名
      横田 絵理 , 妹尾 剛好 , 高田 朝子
    • 雑誌名

      企業会計

      巻: 65(1) ページ: 222-237

  • [雑誌論文] 日本企業における予算に基づく業績評価に関する考察  ―主観的評価に焦点をあてて―2013

    • 著者名/発表者名
      妹尾剛好・横田絵理
    • 雑誌名

      原価計算研究

      巻: 37(1) ページ: 印刷中

    • 査読あり
  • [雑誌論文] グループ経営のためのマネジメント・コントロール ― キリン・ホールディングスの事例からの考察―2013

    • 著者名/発表者名
      横田絵理
    • 雑誌名

      會計

      巻: 183(3) ページ: 391-404

  • [雑誌論文] 日本企業におけるマネジメント・コントロール・システムとマネジャーの行動に関する実態調査2012

    • 著者名/発表者名
      横田絵理・高田朝子・妹尾剛好・金子晋也
    • 雑誌名

      三田商学研究

      巻: 55(4) ページ: 93-117

  • [雑誌論文] 「Google―世界をつなぐマネジメント―」2012

    • 著者名/発表者名
      金子晋也・横田絵理
    • 雑誌名

      慶應義塾大学ビジネス・スクール

      巻: 90-12-1131 ページ: 1-21

  • [雑誌論文] 「ファイザー ―グローバル・ビジネス・ユニットと業績評価― 」2012

    • 著者名/発表者名
      金子晋也・横田絵理
    • 雑誌名

      慶應義塾大学ビジネス・スクール

      巻: 90-13-1135 ページ: 1-26

  • [雑誌論文] 「情報のハ ブを利用した危機対応についての一考察―D社の事例をもとにー」2012

    • 著者名/発表者名
      高田朝子
    • 雑誌名

      日本情報経営学会誌

      巻: Vol32.No.2 ページ: 39-48

  • [学会発表] インターラクティブ・ネットワークとマネジャー行動― 実態調査からの一考察 ―

    • 著者名/発表者名
      横田絵理 高田朝子 妹尾剛好 金子晋也
    • 学会等名
      経営情報学会2012年秋季全国研究発表大会
    • 発表場所
      金沢星陵大学

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公開日: 2014-07-24  

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