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2011 年度 実績報告書

固定収益会計モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22530496
研究機関明治大学

研究代表者

鈴木 研一  明治大学, 経営学部, 教授 (80309674)

キーワード会計学 / 経営学
研究概要

本研究における4つの研究課題に関わる研究実績の概要は,以下のとおりである。
1)研究課題I「顧客セグメント設定法開発」
宿泊業A社の協力を得て,主要顧客かかわる顧客単位の売上高データを入手し,売上高の変動状況を解析した。さらに,主要顧客に対して130質問からなるアンケート調査データを入手して,売上高の変動要因をパス解析によって分析した。加えて,その結果の妥当性についてA社へのインタビュー調査を行った。この検討は未了であるため来年度も継続する。
2)研究課題II差異分析モデル構築
前述の顧客単位の売上高データの2期間の差異を2つの新しい方法で算出した。また,2つの方法から算出された差異の間の関係性を解析した。最後に,A社においてインタビュー調査を行い,その差異が一定の有効性があることを確認した。
3)研究課題III「顧客構成変化分析モデル構築」
A社の過去5か年の顧客単位の売上高データに基づいてBathtub Modelの予測能力を検証した。その結果,Bathtub Modelが成熟化した事業においては高い精度で将来予測できること,一方,成長している事業においての予測能力が低いことが明らかとなった。
4)研究課題IV「中期計画策定法開発」
PBGTというプロジェクト&プログラムマネジメントをベースとして代表者が開発した技法を社会人院生の協力を得て製薬会社に適応した。インタビュー調査をとおして,PBGTが中期計画と年度計画の関連性を強めるという示唆を得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究課題I「顧客セグメント設定法開発」を除き,ほぼ研究計画どおりに進んでいる。

今後の研究の推進方策

これまでの研究成果をまとめるために,学会報告,投稿などの機会を使っていく。さらに,未了となっている統計解析を進めるため,院生の論文に絡める形で院生を組織化していく。最後に,研究結果を広く社会に公表するため啓蒙書の出版について出版社と交渉を始める。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] プロジェクトとプログラムについて-マネジメント・コントロールのフレームワークと事例研究2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木研一
    • 学会等名
      日本管理会計学会全国大会
    • 発表場所
      関西大学
    • 年月日
      2011-10-09
  • [学会発表] マネジメント・コントロール・システムにおけるCSR促進の実態分析-わが国企業12社とのインタビュー調査にもとづいて-2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木研一
    • 学会等名
      国際戦略経営研究学会全国大会
    • 発表場所
      明治大学
    • 年月日
      2011-09-24

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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