研究課題/領域番号 |
22530501
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
田代 樹彦 名城大学, 経営学部, 教授 (90268061)
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研究分担者 |
石井 康彦 高千穂大学, 商学部, 准教授 (70305176)
中山 重穂 愛知学院大学, 商学部, 准教授 (80331635)
浅野 敬志 首都大学東京, 社会科学研究科, 准教授 (30329833)
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キーワード | 情報開示 / 利益管理 / 企業再編 / 非公開化 |
研究概要 |
1999年の商法改正で導入された株式交換制度をきっかけに、企業再編の際に完全子会社化を行う、MBOを行うなど、上場企業の非公開化の事例が増えてきた。前者ではグループ内再編の事例が多く、親会社がコントロールできる子会社や関連会社を完全子会社化し、非公開企業とする。MBOはまさに経営者が自ら経営する企業を非公開化する。その際、株式の取得を伴うために、系絵者によって株式価値に影響を及ぼす情報開示や会計数値の操作が行われる可能性がある。このような経営者の行動を実証することが本研究の目的である。 本年度は、この目的のために、主として以下のことを行った。 (1) 分析を行うサンプルを整備するために、企業再編やMBOの事例を収集した。また、(2) のパイロット・テストの結果を受け、これらの事例をさまざまな角度から比較し、分析できるように、その詳細な内容を調査し、サンプルの分割のために必要なデータを整備した。 (2) これらのサンプルを実際に分析するためのモデルを構築するために、広く先行研究をサーベイするとともに、パイロット・テストを行った。その結果、(1) のサンプルのデータの整備に必要な項目がさらに明らかになった。
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