研究課題
マテリアルフローコスト会計(MFCA)がISO14051として発行された以降の東アジアでのMFCAの普及に関して調査し、日本企業のカイゼン活動と同じく、コスト削減の機能を持つ環境管理会計として理解され、多くの現地企業に普及しつつあることが判明した。また、さらに、企業に体系的に導入するために、既存の企業マネジメントと連携させたMFCAの開発が重要であることが明らかとなり、たとえば、企業席評価システムであるBSC(バランスドスコアカード)や、生産リードタイムの管理手法でもあるTOC(制約の理論)との連携に関する理論研究を実施し研究成果としてまとめた。さらに、企業においてMFCA分析した結果見いだされるマテリアルロスは、当該企業の意思決定において削減可能なものと、川上企業のサプライヤーや川下企業の顧客(最終消費者を含む)との合意ならびに協同がないと削減できないものに区分できる。このようなサプライチェーンでのマテリアルロスの削減は、サステナブルなビジネスや社会を構築する上で重要な活動であり、MFCAは、省資源型・低炭素型サプライチェーンを構築するマネジメント手法として発展する可能性を有している。本研究において、サプライチェーンでのMFCAマネジメントに関する理論的かつ事例的な実施するとともに、国際的なサプライチェーンでの有用性も検証しようと研究を進め、その成果を国内外の学会等で発表した。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (11件)
Proceedings of the16th EMAN Conference , Dresden, Germany
巻: - ページ: -
関西大学商学論集
巻: 第57巻第4号 ページ: 81-95
原価計算研究
巻: Vol.37 No.1 ページ: 64-75
環境管理
巻: Vol. 49 No.4 ページ: 68-72
Proceedings of the 15th EMAN Conference, Helsinki, Finland
Proceedings of EcoBalance 2012, Yokohama, Japan
企業会計
巻: Vol.64 No.12 ページ: 89-93
會計
巻: 第182巻第1号 ページ: 82-97
巻: Vol.48 No.7 ページ: 621-627
巻: Vol.36 No.2 ページ: 15-24