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2012 年度 実績報告書

構築主義的な質的調査法の標準化と多面的開発のための共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530515
研究機関関西大学

研究代表者

中河 伸俊  関西大学, 総合情報学部, 教授 (70164142)

研究分担者 赤川 学  東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (10273062)
山本 功  淑徳大学, コミュニティ政策学部, 准教授 (10337694)
工藤 宏司  大阪府立大学, 人間社会学部, 講師 (20295736)
苫米地 伸  東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (80466911)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード社会構築主義 / 質的調査法 / 方法論 / ボランティア / 教育社会学 / いじめ自殺事件 / エスニシティ / 概念分析
研究概要

今年度の成果の第一は、前年度までと同様に全国規模の研究会を3回実施し、多数の研究者の参画を得て構築主義的な質的研究の方法について多角的な討論と意見交換を行ったことである。研究会の第1回には、著者および山口毅(帝京大学)、平野寛弥(目白大学)の二評者を迎えて、仁平典宏著『「ボランティア」の誕生と終焉』の理論的および実践的意義を検討する合評セッションを行った(2012年8月、於東京大学)。第2回には「教育社会学における構築主義アプローチ」をテーマに、越川葉子(立教大学)と山田鋭生(立教大学大学院)による「大津いじめ自殺事件を読み解く」、青山陽子(成蹊大学)「構築主義的質的研究法の可能性―M.アルヴァックスの「集合的記憶」論のナラティブ分析への応用から―」、元森絵里子(明治学院大学)「『子どもの身体』の構築性をめぐって」、古賀正義(中央大学)「自己物語の変容と構築主義」の4事例報告を受けて討論し、教育社会学における構築主義の可能性と課題を探った(2012年12月、於立教大学)。第3回には、「エスニシティの構築」をテーマに、浦野茂(三重県立看護大学)「人種をめぐる社会と科学:生物学的人種概念の検討を通じて」、安井大輔(京都大学)「観光資源としてのエスニシティ」、朴沙羅(京都大学)「戦後日本における『朝鮮人』カテゴリーの成立」、中河伸俊(関西大学)「人種とエスニシティ:米国のアフリカンアメリカンを念頭に置いて」の4報告を受けて討論した(2013年2月、於京都大学)。
第二に、今年度は本課題研究の最終年度であるため、3年間にわたって実施してきた共同研究活動の成果である、調査技法のモデルとなる事例研究や方法論上の進展に資する新たな知見についての論考を、参画者のうち12名の寄稿を受けて取りまとめた論集『方法としての構築主義』を、2013年度の早い時期に公刊する準備を整えた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (6件)

  • [雑誌論文] 「平成24年の青少年問題」2013

    • 著者名/発表者名
      山本功
    • 雑誌名

      財団法人青少年問題研究会『青少年問題』

      巻: 60巻1号 ページ: 38-45

  • [雑誌論文] 「『造化機論』の千葉繁」2013

    • 著者名/発表者名
      赤川学
    • 雑誌名

      『東京大学文学部次世代人文学開発センター研究紀要』

      巻: 第26号 ページ: 77-92

  • [雑誌論文] 「禁煙をめぐって」2012

    • 著者名/発表者名
      苫米地伸
    • 雑誌名

      公益財団法人たばこ総合研究センター『TASC MONTHLY』

      巻: No.444 ページ: 22-28

  • [図書] 『方法としての構築主義』2013

    • 著者名/発表者名
      中河伸俊・赤川学編
    • 総ページ数
      未定
    • 出版者
      勁草書房
  • [図書] 「『ひきこもり』と家族の関係史-言説とその変容」古賀正義・石川良子編『ひきこもりと家族の社会学(仮題)』2013

    • 著者名/発表者名
      工藤宏司
    • 総ページ数
      未定
    • 出版者
      世界思想社
  • [図書] 『エスノメソドロジーへの招待』2013

    • 著者名/発表者名
      デイヴィッド・フランシス・スティーヴン・ヘスター著 中河伸俊・岡田光弘・是永論・小宮友根訳
    • 総ページ数
      未定
    • 出版者
      ナカニシヤ出版
  • [図書] 『社会問題の社会学』2012

    • 著者名/発表者名
      赤川学
    • 総ページ数
      137
    • 出版者
      弘文堂
  • [図書] 「誰がどんな少子化対策を支持するのか」武川正吾他編『格差社会の福祉と意識』2012

    • 著者名/発表者名
      赤川学
    • 総ページ数
      57-76
    • 出版者
      東京大学出版会
  • [図書] 「人口減少時代の地域づくり」盛山和夫他編『公共社会学2 少子高齢化社会の公共性』2012

    • 著者名/発表者名
      赤川学
    • 総ページ数
      235-252
    • 出版者
      東京大学出版会

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公開日: 2014-07-24  

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