貧困低所得層の家族構造とライフコース関する計量的研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22530556
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会学
• 研究機関: 首都大学東京
• 研究代表者: 稲葉 昭英 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (30213119)
• 研究協力者: 余田 翔平 東北大学, 文学研究科, 後期博士課程在学 ; 大日 義晴 首都大学東京, 人文科学研究科, 後期博士課程在学 ; 三輪 清子 首都大学東京, 人文科学研究科, 後期博士課程在学 ; 根岸 弓 首都大学東京, 人文科学研究科, 後期博士課程在学 ; 菅野 紗穂里 首都大学東京, 人文科学研究科, 前期博士課程在学
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012

研究概要

貧困・低所得層の家族とライフコースについての先行研究について、アメリカを中心とした文献のレビューを行った。また、第3回全国家族調査(NFRJ08)、日本版総合的社会調査(JGSS)、内閣府「親と子の生活意識に関する調査」などの公共利用データを用いて、ひとり親家族やステップファミリー出身者の学歴達成やライフコースを分析した。

研究成果

• [雑誌論文] わが国における家族の動向とその将来について (2013)
  • 著者名/発表者名: 稲葉昭英
  • 雑誌名: 家庭裁判所月報 巻: (印刷中)
• [雑誌論文] 家族の変動と社会階層移動 (2012)
  • 著者名/発表者名: 稲葉昭英
  • 雑誌名: 三田社会学 巻: 17 ページ: 28-42
• [雑誌論文] 2000年以降の家族の変化 (2012)
  • 著者名/発表者名: 稲葉昭英
  • 雑誌名: 都市社会研究 巻: 4 ページ: 21-35
• [雑誌論文] 母子世帯の高校生の教育達成過程--家族構造とジェンダーによる不平等の形成 (2012)
  • 著者名/発表者名: 余田翔平
  • 雑誌名: 社会学研究 巻: 90 ページ: 55-74
  • 査読あり
• [雑誌論文] 子ども期の家族構造と教育達成格差--二人親世帯/母子世帯/父子世帯の比較 (2012)
  • 著者名/発表者名: 余田翔平
  • 雑誌名: 家族社会学研究 巻: 24(1) ページ: 60-71
  • 査読あり
• [雑誌論文] 配偶者サポートの独自性 : NFRJ08データを用いた計量分析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 大日義晴
  • 雑誌名: 家族社会学研究 巻: 24(2) ページ: 189-199
• [雑誌論文] 2000 年以降の里親委託の増加をもたらしたもの--児童虐待の増加の直接的効果と間接的効果をめぐって-- (2012)
  • 著者名/発表者名: 三輪清子
  • 雑誌名: 社会福祉学 巻: 53(2) ページ: 45-56
  • 査読あり
• [雑誌論文] NFRJ98/03/08から見た日本の家族の現状とこれから (2011)
  • 著者名/発表者名: 稲葉昭英
  • 雑誌名: 家族社会学研究 巻: 23(1) ページ: 43-52
• [雑誌論文] 里親委託と施設委託の関係の長期的動態 -1953-2008 年の時系列データの分析から- (2011)
  • 著者名/発表者名: 三輪清子
  • 雑誌名: 社会福祉学 巻: 52(2) ページ: 43-53
  • 査読あり
• [雑誌論文] NFRJ08のデータ特性:予備標本・回収率・有配偶率 (2010)
  • 著者名/発表者名: 稲葉昭英
  • 雑誌名: 家族社会学研究 巻: 22(2) ページ: 226-231
• [学会発表] The Effects of Education on Marital Dissolution in Japan (2012)
  • 著者名/発表者名: Yoda, Shohei
  • 学会等名: The 11th Conference of Asia Pacific Sociological Association, School of Social Science
  • 発表場所: Ateneo de University, Quezon City, Metro Manila, Philippines
  • 年月日: 20121022-24
• [学会発表] 児童虐待対応制度の基本構造 (2012)
  • 著者名/発表者名: 根岸 弓
  • 学会等名: 日本社会福祉学会第60回大会
  • 発表場所: 関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス
  • 年月日: 2012-10-21
• [学会発表] 同居母子世帯出現率の地域的差異:もうひとつの家族の地域性? (2012)
  • 著者名/発表者名: 稲葉昭英
  • 学会等名: 第22回日本家族社会学会大会
  • 発表場所: お茶の水女子大学
  • 年月日: 2012-09-16
• [学会発表] 女性の就業とディストレス (2012)
  • 著者名/発表者名: 余田翔平
  • 学会等名: 第22回日本家族社会学会大会
  • 発表場所: お茶の水女子大学
  • 年月日: 2012-09-16
• [学会発表] 2000-2009年の里親委託に関する動態分析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 三輪清子
  • 学会等名: 日本社会福祉学会第59回大会
  • 発表場所: 淑徳大学
  • 年月日: 2011-10-09
• [学会発表] 子ども期の家族構造と教育達成格差 (2011)
  • 著者名/発表者名: 余田翔平
  • 学会等名: 第21回日本家族社会学会大会
  • 発表場所: 甲南大学
  • 年月日: 2011-09-11
• [学会発表] 有配偶者におけるサポートの文脈 (2011)
  • 著者名/発表者名: 大日義晴
  • 学会等名: 第21回日本家族社会学会大会
  • 発表場所: 甲南大学
  • 年月日: 2011-09-10
• [学会発表] 非初婚継続家族と社会階層 (2011)
  • 著者名/発表者名: 稲葉昭英
  • 学会等名: 三田社会学会大会シンポジウム
  • 発表場所: 慶応義塾大学三田キャンパス
  • 年月日: 2011-07-09
• [学会発表] 里親委託と施設委託の関係の長期的動態 (2010)
  • 著者名/発表者名: 三輪清子
  • 学会等名: 日本社会福祉学会第58回大会
  • 発表場所: 日本福祉大学
  • 年月日: 2010-10-10
• [学会発表] NFRJ98/03/08からみた日本の家族の現状と変化 (2010)
  • 著者名/発表者名: 稲葉昭英
  • 学会等名: 第20回日本家族社会学会大会シンポジウム
  • 発表場所: 成城大学
  • 年月日: 2010-09-12
• [図書] 「インフォーマルなケアの構造」庄司洋子編『親密性の福祉社会学』 (2013)
  • 著者名/発表者名: 稲葉昭英
  • 出版者: 東京大学出版会
• [図書] "Non-first marriage continuing families and their experiences" , In Sigeto Tanaka (ed), A quantitative picture of contemporary Japanese families: Tradition and modernity in the 21th century, Sendai: (2013)
  • 著者名/発表者名: Inaba,Akihide
  • 総ページ数: 351-375
  • 出版者: Tohoku University Press
• [図書] Single Parenthood and Children's Educational Attainment in Japan (2013)
  • 著者名/発表者名: Yoda, Shohei
  • 出版者: Center for the Study of Social Stratification and Inequality (CSSI) Working Paper Series.
• [図書] 「親との死別/離婚・再婚と子どもの教育達成」稲葉昭英・保田時男編,2011『階層・ネットワーク 』(NFRJ08第2次報告書第4巻) (2011)
  • 著者名/発表者名: 稲葉昭英
  • 総ページ数: 131-157
  • 出版者: 日本家族社会学会全国家族調査委員会
• [図書] 「ひとり親家庭出身者の教育達成」佐藤嘉倫・尾島史章編『現代の階層社会[1] 格差と多様性』 (2011)
  • 著者名/発表者名: 稲葉昭英
  • 総ページ数: 232-259
  • 出版者: 東京大学出版会
• [図書] 「有配偶者のサポート構造」稲葉昭英・保田時男編,2011『階層・ネットワー ク』 (NFRJ08第2次報告書第4巻), 査読無 (2011)
  • 著者名/発表者名: 大日義晴
  • 総ページ数: 83-98
  • 出版者: 日本家族社会学会全国家族調査委員会
• [備考]
  • URL: http://www.tmu.ac.jp/stafflist/data/a/293.html