研究課題
基盤研究(C)
高度経済成長期から近年までの日本の親-成人子関係は、「系譜における父系」と「日常的援助における性別分業型双系」の並存としてとらえられるという仮説を、同居・介護・相続といった側面に注目しデータによって検証し、以下のことがわかった。(1)両者の並存が観察された。(2)介護と相続が絡む場面では、両者の矛盾が顕在化し世代間援助の妨げとなっていた。(3)近年の子世代における性別分業の変化により、妻の収入が高い場合は妻方親との同居が増えるなど親-成人子関係も変化していた。
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関西大学社会学部紀要
巻: 44(1) ページ: 1-12
巻: 42(1) ページ: 35-76